RITUO
うすくなった真皮に、ヒト由来の土台そのものを補う
リツオはhADM(ヒト無細胞真皮基質)を用い、真皮が失っていくコラーゲンとエラスチンを、その構造のまま補います。多くのコラーゲンブースターが「つくらせる」施術であるのに対し、リツオは土台そのものを補うという点で異なります。ハリが落ちたというより、皮膚が薄くキメが粗くなってきた方に選ぶ施術です。
※ 最終的な計画と費用は、ご来院時の診察のうえ医師が確定します。効果や回復期間には個人差があります。

シリンジの中身
hADMはhuman Acellular Dermal Matrix、ヒト無細胞真皮基質の略です。ヒトの皮膚組織から表皮と脂肪を取り除いた真皮を、Alloclean™テクノロジーで無細胞化し、免疫反応を起こす物質を除去したものです。残るのは細胞外マトリックス(ECM)そのもの——真皮の密度をつくっているコラーゲンとエラスチンの骨格です。同種の材料は外科領域で組織の再生・再建の目的にすでに用いられてきました。
合成ではなくヒト由来であるため、コラーゲンは本来の三重らせん構造を保っています。皮膚の中ではフィブリル化(線維が枝状に分かれる過程)を経て、より緻密で安定した組織を形づくります。粒子は100μm以下で均一なため移動性がなく、置いた位置に留まります。
なぜ構造が崩れるのか
気になる場所と、原因の層は一致しません。リツオが働きかけるのは、この流れの最初の段階です。
- 01ECMのコラーゲンとエラスチンが減る加齢とともに、細胞外マトリックスを構成するコラーゲンとエラスチンが減少します。
- 02密度とハリが落ちるコラーゲンの合成量が減り、真皮層の緻密度が下がり、それに伴って弾力も落ちていきます。
- 03しわ・毛穴の開き・内部の乾燥鏡で見えている変化は、この流れの最初ではなく最後の段階です。
「つくらせる」施術と「補う」施術
どちらもコラーゲンブースターと呼ばれますが、していることは別で、向いている肌も違います。
| 一般的なコラーゲン刺激剤 | リツオ(hADM) | |
|---|---|---|
| 原理 | 皮膚自身にコラーゲンをつくらせる | ヒト由来の真皮細胞外マトリックスを直接補う |
| 素材 | 合成素材、または動物由来のコラーゲン刺激剤 | 細胞と免疫反応物質を除去したヒト真皮 |
| 注入 | 真皮層に一定間隔で数十回の反復注射 | 均一な粒子を目的の深さに配置 |
| 構造 | 製品により異なる | 天然コラーゲン本来の三重らせん構造。皮膚内でフィブリル化 |
| 使用実績 | 美容領域での使用 | hADMは外科の組織再建領域での使用実績がある |
製品試験で報告されている数値
部位で選ぶ2種類
目もとは頬を小さくした場所ではありません。皮膚が薄いぶん、粒子の大きさも入れる深さも変わります。
当院での注入方法
同じ薬剤でも、入れ方が違えば結果は変わります。薬剤の特性と当日の肌の状態から注入方法を選びます。
よくいただくご質問
ヒアルロン酸フィラーとは何が違いますか?
ヒアルロン酸フィラーは水分を抱えて置いた場所にボリュームをつくり、体に分解されるまでジェルとして留まります。リツオは空間を埋めるのではなく、薄くなった層に真皮の細胞外マトリックス(コラーゲンとエラスチン)を戻す施術です。答えている悩みが違うため、カウンセリングでは両方を並べてご説明します。
ジュベルックやコラウムとの違いは?
ジュベルックとコラウムはPDLLA・PLLAの粒子で皮膚自身にコラーゲンをつくらせる「刺激型」です。リツオはヒト由来のマトリックスを直接補います。どちらが向くかは、皮膚にどれだけ生成する力が残っているか、どのくらいの速さで変化を望まれるかによります。
何回必要ですか?
通常は3〜4週間隔で行います。回数は皮膚の厚み、施術部位、優先したい悩みによって変わり、初回の前にカウンセリングで一緒に決めます。
当日に飛行機で帰れますか?
はい。当日から日常生活に戻れます。9本針インジェクターを使った場合は均一な小さな膨らみが出ますが、通常1日ほどで吸収されて消えます。ミラジェットではこれも生じません。
ヒト由来の素材は安全ですか?
原材料は無細胞化の工程で細胞と免疫反応物質が除去されており、hADMは米国FDAが人体に使用できる材料として承認しています。適応の可否はカウンセリングで医師が確認します。
※ 上記の数値は製品試験で報告されたものであり、個々の結果を約束するものではありません。反応・感じ方・回復には個人差があります。リツオが適しているか、どの製剤をどの方法で用いるかは、カウンセリングで医師が確定します。
機器の電源を入れる前に見ていること
