コラーゲン・ボリューム

RITUO

うすくなった真皮に、ヒト由来の土台そのものを補う

リツオはhADM(ヒト無細胞真皮基質)を用い、真皮が失っていくコラーゲンとエラスチンを、その構造のまま補います。多くのコラーゲンブースターが「つくらせる」施術であるのに対し、リツオは土台そのものを補うという点で異なります。ハリが落ちたというより、皮膚が薄くキメが粗くなってきた方に選ぶ施術です。

施術時間20〜30分
麻酔塗る麻酔/ご希望により鎮静麻酔
ダウンタイム当日復帰
施術間隔3〜4週間ごと

※ 最終的な計画と費用は、ご来院時の診察のうえ医師が確定します。効果や回復期間には個人差があります。

RITUO

シリンジの中身

hADMはhuman Acellular Dermal Matrix、ヒト無細胞真皮基質の略です。ヒトの皮膚組織から表皮と脂肪を取り除いた真皮を、Alloclean™テクノロジーで無細胞化し、免疫反応を起こす物質を除去したものです。残るのは細胞外マトリックス(ECM)そのもの——真皮の密度をつくっているコラーゲンとエラスチンの骨格です。同種の材料は外科領域で組織の再生・再建の目的にすでに用いられてきました。

合成ではなくヒト由来であるため、コラーゲンは本来の三重らせん構造を保っています。皮膚の中ではフィブリル化(線維が枝状に分かれる過程)を経て、より緻密で安定した組織を形づくります。粒子は100μm以下で均一なため移動性がなく、置いた位置に留まります。

なぜ構造が崩れるのか

気になる場所と、原因の層は一致しません。リツオが働きかけるのは、この流れの最初の段階です。

  1. 01ECMのコラーゲンとエラスチンが減る加齢とともに、細胞外マトリックスを構成するコラーゲンとエラスチンが減少します。
  2. 02密度とハリが落ちるコラーゲンの合成量が減り、真皮層の緻密度が下がり、それに伴って弾力も落ちていきます。
  3. 03しわ・毛穴の開き・内部の乾燥鏡で見えている変化は、この流れの最初ではなく最後の段階です。

「つくらせる」施術と「補う」施術

どちらもコラーゲンブースターと呼ばれますが、していることは別で、向いている肌も違います。

一般的なコラーゲン刺激剤リツオ(hADM)
原理皮膚自身にコラーゲンをつくらせるヒト由来の真皮細胞外マトリックスを直接補う
素材合成素材、または動物由来のコラーゲン刺激剤細胞と免疫反応物質を除去したヒト真皮
注入真皮層に一定間隔で数十回の反復注射均一な粒子を目的の深さに配置
構造製品により異なる天然コラーゲン本来の三重らせん構造。皮膚内でフィブリル化
使用実績美容領域での使用hADMは外科の組織再建領域での使用実績がある

製品試験で報告されている数値

毛穴約17%の改善率
コラーゲンパワー(弾力)約16%の改善率
肌のキメ約12%の改善率
キメの密度約11%の改善率
肌トーン(赤み)約10%の改善率
コラーゲン・エラスチンの分布約2.9倍・3.2倍に増加と報告
原材料の承認hADMは米国FDAが人体使用材料として承認

部位で選ぶ2種類

目もとは頬を小さくした場所ではありません。皮膚が薄いぶん、粒子の大きさも入れる深さも変わります。

リツオ — フルバランス
顔全体と首に、真皮中層で適用します。弾力・キメ・トーンをまとめて整える、全体のコンディション向けです。
リツオ ファイン — ディテールフォーカス
目もとなど薄い皮膚のために設計された微細粒子のECMブースターで、より浅い層に入れます。目の下のくぼみ、くま、小じわに向けた設計です。
目もとが主訴のとき
目の下がくぼんで疲れて見える、くまでメイクがのらない、小じわとたるみが同時に気になる——こうしたパターンを想定してつくられています。
事前ではなくカウンセリングで決める
どちらを、どの配分で使うかは当日の肌を見て決めます。同じ顔の中で部位ごとに2種類を使い分けることも多くあります。

当院での注入方法

同じ薬剤でも、入れ方が違えば結果は変わります。薬剤の特性と当日の肌の状態から注入方法を選びます。

ミラジェット — 針を使わない
マイクロジェットで薬剤を届けるため、針による痛みや熱傷がなく、エンボシング(膨らみ)も残りません。別途の回復時間が不要です。
アイジェク無痛注射
デジタル自動注入で一定の速度を保ち、痛みと不快感を抑えます。薬剤が均一に入るため、反復するブースター施術に適しています。
9本針インジェクター
34Gの専用滅菌針9本で、広い範囲に同じ深さで注入します。手打ちより均一で、痛みはおよそ半分に抑えられます。
医師の手打ち
範囲より精度が要る部位に用います。20年以上の診療・施術経験をもとに、痛みと内出血を最小限に抑えて行います。

よくいただくご質問

ヒアルロン酸フィラーとは何が違いますか?

ヒアルロン酸フィラーは水分を抱えて置いた場所にボリュームをつくり、体に分解されるまでジェルとして留まります。リツオは空間を埋めるのではなく、薄くなった層に真皮の細胞外マトリックス(コラーゲンとエラスチン)を戻す施術です。答えている悩みが違うため、カウンセリングでは両方を並べてご説明します。

ジュベルックやコラウムとの違いは?

ジュベルックとコラウムはPDLLA・PLLAの粒子で皮膚自身にコラーゲンをつくらせる「刺激型」です。リツオはヒト由来のマトリックスを直接補います。どちらが向くかは、皮膚にどれだけ生成する力が残っているか、どのくらいの速さで変化を望まれるかによります。

何回必要ですか?

通常は3〜4週間隔で行います。回数は皮膚の厚み、施術部位、優先したい悩みによって変わり、初回の前にカウンセリングで一緒に決めます。

当日に飛行機で帰れますか?

はい。当日から日常生活に戻れます。9本針インジェクターを使った場合は均一な小さな膨らみが出ますが、通常1日ほどで吸収されて消えます。ミラジェットではこれも生じません。

ヒト由来の素材は安全ですか?

原材料は無細胞化の工程で細胞と免疫反応物質が除去されており、hADMは米国FDAが人体に使用できる材料として承認しています。適応の可否はカウンセリングで医師が確認します。

機器の電源を入れる前に見ていること

01
まず肌を分析します
肌質・厚み・状態を先に確認し、そのうえで出力やチップを決めます。既定の手順ではなく、目の前の肌に合わせます。
02
医師が設計し、医師が施術します
カウンセリングした医師がそのまま計画を立て、施術を行います。相談後に引き継ぐことはありません。
03
単一機器ではなく層で考えます
深さと症状ごとに組み合わせ、間隔は回復に合わせて設計します。
04
ケアは続きます
施術前のコンディショニング、直後の鎮静、回復期のホームケアまで。反応を見て次回の強度を調整します。

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