韓国でニキビ跡治療を受けるなら、凹みの形と今の肌の状態を先に見る
要点 韓国でのニキビ跡治療も、赤み・茶色い色素沈着・凹み(クレーター)のどれかで方法が分かれます。凹みは1回で消えるものではなく、形と深さを診察で確かめてから回数と間隔を決めます。

「韓国の施術は強いから、1回でクレーターが平らになる」。SNSでよく見かける期待ですが、実際の韓国でのニキビ跡治療も、日本と同じく、残っているのが赤みなのか、茶色い色素沈着なのか、凹み(クレーター)なのかで方法が分かれます。凹みは、回数を重ねて少しずつ浅くしていくものです。
シンフォニー皮膚科では、ニキビ跡をニキビ跡・傷跡のプログラムの領域で扱い、治療の前に凹みの深さを分析してから方法を選びます。週末や連休の2〜3日で渡韓する予定なら、1回の滞在でできることとできないことを先に分けておくと、計画も期待もずれにくくなります。ここでは、よく聞く思い込みを順にほどきながら、その中に含まれている本当の部分も書いていきます。

1回の渡韓でクレーターは消える?
消えることは期待しにくく、1回で目指せるのは「浅くする方向への1歩」です。米国皮膚科学会(AAD)は、ニキビ跡が自然に元の肌に戻ることはまれで、よりよい結果のために皮膚科医が複数の治療を組み合わせることがあると説明しています。
理由は凹みのでき方にあります。ニキビの炎症が真皮まで届くと、肌の土台になっているコラーゲンが壊れます。治る過程で組織が足りないまま閉じた部分が、凹みとして残ります。凹みを浅くする施術は、その層で新しいコラーゲンが作られるのを待つことになるため、変化は週単位ではなく月単位で考えるのが自然です。
それでも、この思い込みには本当の部分もあります。1回目のあとに、肌のきめや光の反射の変化を感じる方はいます。ただ、それは凹みそのものが埋まったこととは別で、深い凹みほど回数が必要になる傾向があります。
シンフォニー皮膚科のサイトでは、深さと症状に合わせて施術を組み合わせ、間隔は回復の様子を見て決め、反応に応じて次回の強さを調整する方針を示しています。旅行の予定に合わせて組む方は、2回目以降をいつにするかを、初回の相談の時点で一緒に考えておくと無理が出にくくなります。
ニキビの赤みや茶色いしみも、凹みと同じ治療で消える?
ニキビが治ったあとに残る平らな赤みや茶色は、多くの場合「跡」ではなく炎症後の色の変化です。AADも、ニキビが治ったあとの平らな色の残りは通常ニキビ跡(瘢痕)ではなく、炎症後色素沈着だとしています。凹みとは、考え方の出発点が違います。
| 見え方 | 肌の中で起きていること | 考え方の目安 |
|---|---|---|
| 平らな赤み | 炎症の名残で血管が目立っている | 時間とともに引いていくことが多く、新しい炎症を増やさないことが先 |
| 茶色いしみ | 炎症後の色素沈着 | 紫外線で濃くなりやすく、日焼け対策が土台になる |
| 凹み(クレーター) | 真皮のコラーゲンが不足している | 形と深さに合わせた施術で、回数をかけて浅くしていく |
| 盛り上がり | 治る過程で組織が増えすぎた状態 | 凹みとは別の対応になるため、診察で確認する |
実際の顔では、1か所に赤みと凹みが重なっていることも珍しくありません。「ニキビの赤みを消したい」と思っていた部分に、光の角度によって浅い凹みが見えることもあります。逆に、凹みだと思っていたものが色の影だった、ということもあります。韓国ニキビ跡治療を検討するなら、まず自分の跡がこの表のどこに当たるのかを分けておくと、相談の中身が具体的になります。
凹みの形で、届かせる深さと方法が変わる
クレーターは大きく、細く深い穴のような形、縁がはっきりした箱のような形、なだらかに波打つ形に分けて考えられ、形によって合う方法が違います。AADも、アイスピック型の凹みとなだらかな凹みでは必要な治療が異なると述べています。
細く深い凹みは、入り口が狭く底が深いため、表面からのアプローチだけでは届きにくいことがあります。縁がはっきりした凹みは、段差の角をなだらかにしていく考え方になります。なだらかに波打つ凹みは、皮膚の下で組織が引っ張られていることが多く、引っ張りをゆるめたり、ボリュームを補ったりする方向で考えます。
シンフォニー皮膚科で凹みに関係する施術は、サイト上では傷跡のカテゴリーにまとめられています。ニキビ跡・傷跡のプログラムは、施術時間の目安が30〜60分で、深さを分析したうえで針を使わない方法で凹みや線にアプローチするものです。
同じカテゴリーには、Mirajetを使うミラジェットやジュベルック・ボリューム、ニキビ跡と一緒に気になることの多い毛穴を対象にした毛穴プログラムがあります。どれを組み合わせるかは、施術名ではなく凹みの形と深さ、肌の厚さで決まります。
サイトに示されている流れでは、肌質、厚さ、状態を先に評価してから、エネルギーやチップを決めます。相談した医師がそのまま施術まで担当するため、診察で見た凹みの形が、施術の設計に直接つながります。
ニキビがまだ出ている時期でも、跡の治療はできる?
炎症中のニキビが多い時期は、跡の治療より先にニキビを落ち着かせるのが一般的な順番です。AADも、ニキビ跡の治療は通常、ニキビがコントロールできてから始めると説明しています。
新しい炎症が続いていると、その炎症がまた次の跡をつくります。跡の施術で凹みを浅くしても、隣に新しい凹みができれば、全体の印象はなかなか変わりません。AADは、ニキビが悪化するほど治ったあとに跡が残りやすくなるとも述べています。
20代でまだ繰り返しニキビが出ている方なら、まず東京など住んでいる地域の皮膚科でニキビ治療を続け、新しいニキビが落ち着いてきた段階で渡韓の計画を立てる、という順番のほうが、1回の渡韓を生かしやすくなります。治療中の飲み薬や塗り薬がある場合は、薬の名前が分かるものを持ってきてください。薬の種類によっては、施術の時期を調整することがあります。
この思い込みの中にある本当の部分は、「ニキビが少し残っていても相談はできる」ということです。どこまで落ち着いていれば施術に進めるかは、炎症の数と場所を見て判断します。
施術後のリスクは?観光やメイクに戻れるまでの目安
施術のあとに起こりうるのは、赤み、腫れ、ひりつき、注入を伴う施術での内出血、そして炎症後の色素沈着です。多くは一時的ですが、出方と引くまでの時間には個人差があり、施術の種類と強さでも変わります。
シンフォニー皮膚科のサイトに示されている目安は次のとおりです。
- ニキビ跡・傷跡のプログラム: 表面麻酔、回復期間は比較的短い
- ミラジェット: 表面麻酔、当日から日常に戻れる目安
- 毛穴プログラム: 表面麻酔、当日から日常に戻れる目安
- ジュベルック・ボリューム: 表面麻酔、回復期間は比較的短い
「当日から日常に戻れる」は、赤みがまったく出ないという意味ではありません。観光の予定は入れられても、施術当日の夜にサウナや長風呂、飲酒が続く旅程は、赤みや腫れを長引かせる原因になりえます。AADはピーリングの前後に紫外線対策をすることで、施術後の色ムラを防ぎやすくなると説明しています。帰国便の窓際や、旅行中の屋外での日差しも、色素沈着の点では無視できません。
次のような場合は、施術を見送るか時期をずらすことがあるため、相談の段階で伝えてください。
- 顔に炎症中のニキビが多い、または日焼けした直後
- 傷が盛り上がりやすい体質だと言われたことがある
- 妊娠中、授乳中、またはその予定がある
- 血をサラサラにする薬や、ニキビの飲み薬を使っている
もうひとつ、旅行者ならではの注意があります。国民生活センターと神奈川県は、美容医療では説明を受けたその日に契約や施術を決めず、リスクを確認するよう呼びかけています。滞在日数が限られていると「今日決めないと」と感じやすいものですが、事前に写真で相談して検討の時間をとっておけば、当日は説明を聞いて納得してから決められます。今回は相談だけにする、という選択も当然ありえます。
週末の渡韓に組み込むときの日程の考え方
土曜の診療は10:00〜17:00で、日曜と韓国の祝日は休診です。金曜か土曜の受診を軸に組み、施術後に1晩は肌の様子を見られる余裕を残しておくと、赤みや腫れが出ても帰国便に慌てずに済みます。
平日の診療は10:00〜19:00です。金曜の午後に着く便なら、その日の夕方の受診も選択肢に入ります。祝日は韓国のカレンダーで決まるので、日本の連休に合わせて渡韓する場合は、韓国側の祝日と重ならないかを先に確認してください。場所は地下鉄3号線の新沙駅8番出口から歩いて約10分で、道順はアクセスと診療時間のページにまとめています。

院内は1:1の予約制で、施術は個室で行います。日本語の通訳が受付から施術室まで同行し、医師のうち私は日本の医師免許を持っています。医師4人の経歴は医師紹介で確認できます。凹みの説明は細かい言葉の違いで受け取り方が変わる部分なので、分からない言葉はその場で聞き返してください。
ニキビ跡と一緒に、肌全体のきめやハリも整えたいと考えている方は、韓国の肌管理クリニックで受けられる施術と1回の渡韓での組み方も参考になります。リジュランを候補に入れている場合は、リジュランのクリニックを選ぶときの基準で、確かめておきたい点を先に整理できます。
凹みの形が分からないまま渡韓の日程を決めるより、先に写真で状態を見てもらうほうが、1回の滞在で何をするかを決めやすくなります。LINEで、正面と、窓の光が横から当たる角度で撮った頬の写真を1〜2枚送ってください。医師が写真を確認します。形と深さの判断、施術に進むかどうかは、ソウルでの対面の診察で決めます。
患者さまからよくいただく質問
韓国ニキビ跡治療のために何泊くらい見ておけばよいですか?
施術時間はプログラムによって30〜60分程度の目安ですが、施術後に1晩は肌の様子を見られる日程にしておくと、赤みや腫れが出ても慌てずに済みます。土曜は17時まで、日曜と韓国の祝日は休診なので、金曜か土曜の受診を軸に組むと計画しやすくなります。
韓国語ができなくてもニキビ跡の相談はできますか?
日本語の通訳が受付から施術室まで同行します。医師の中には日本の医師免許を持つイ・ジェヒョン院長もいます。分からない言葉があれば、その場で聞き返して大丈夫です。
ニキビ跡の施術は痛いですか?
ニキビ跡・傷跡のプログラム、ミラジェット、毛穴プログラムはいずれも表面麻酔を使う施術です。感じ方には個人差があるので、施術中につらいときはその場で伝えてください。
凹みはなく、ニキビの赤みだけが気になる場合も相談できますか?
相談できます。平らな赤みは時間とともに引いていくことが多い一方、光の角度によって浅い凹みが隠れていることもあります。赤みだけなのか凹みもあるのかを分けて見ることが、方法を決める出発点になります。
帰国後の日焼けはどこまで気をつければよいですか?
施術後の肌は、紫外線で色素沈着が起こりやすくなります。日焼け止めや帽子での対策を続けてください。どのくらいの期間気をつけるかは施術の種類と肌の反応で変わるので、施術後に受けた説明に合わせてください。
日本の皮膚科でニキビの治療中でも、韓国で跡の施術を受けられますか?
使っている飲み薬や塗り薬の名前が分かるものを持ってきてください。薬の種類や炎症の状態によっては、施術の時期をずらすことがあります。炎症中のニキビが多い時期は、跡よりニキビの治療を先にするのが一般的です。
参考資料
- Acne scars: Overview
- Acne scars: Diagnosis and treatment
- 美容医療サービスのトラブル 即日施術は避けリスク等の確認を!(若者向け注意喚起シリーズNo.1)
- 美容医療サービスのトラブルにご注意!即日施術は避けリスク等の確認を!
施術の情報:シンフォニー皮膚科の施術情報(2026.10.09 確認)。
このページはシンフォニー皮膚科による一般的な情報で、診断ではありません。結果・リスク・回復には個人差があります。施術は医師による対面の診察のうえで決まります。 院内と施術の写真はシンフォニー皮膚科で撮影したものです。
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