エラボト 韓国製で起こりうる副作用は?まず噛む力と笑顔の左右差から
要点 エラボト 韓国製の製剤でも、起こりうる副作用は噛む力の一時的な低下、笑顔の左右差、頬のこけ、繰り返しによる効きにくさなどで、産地より注射の位置・量・間隔と咬筋の状態に左右されることが多いです。

「エラボト 韓国製は危なくないの?日本から受けに来る場合に気になるのは、帰国してから左右差や噛みにくさに気づいたとき、どうすればよいかという点でしょう。
シンフォニーのボツリヌストキシン注射(エラ・スキン)は施術時間が20分ほどで麻酔は使わず、1:1の予約制で、相談した医師がそのまま施術まで担当し、受付から施術室まで日本語の通訳が同行します。
以下では、副作用を気づきやすい時期ごとに分け、どこまでが様子を見てよい変化か、エラボトを勧めない場合はどんなときか、帰国後のために何を持ち帰ればよいかを順に書きます。
韓国製のボツリヌストキシンはどんな製剤か
韓国で製造され、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けている製剤(一般名 prabotulinumtoxinA)もあり、その添付文書は公開されています。シンフォニーの施術ページでは、ドイツ製で抗体ができにくいよう作られた製剤、韓国製の製剤、米国の製剤の3種類を紹介しています。
製剤名より先に確認したい3つのこと
エラボト 韓国製の製剤を比べるときに見落とされやすいのは、単位が製剤ごとに独立していることです。FDAの添付文書には、その製剤の単位はほかのボツリヌストキシン製剤の単位と比較・換算できないと明記されています。そのため、確かめておきたいのは次の3つです。
- 使う製剤の一般名と製造国
- 左右それぞれ何単位を、咬筋のどのあたりに入れるか
- 前回の施術日と、そのとき使った製剤
注射の位置と量の考え方は咬筋のどこに何単位入れるかを書いた記事で、単位という言葉の意味は単位の決まり方とスキン注射との違いで説明しています。
エラボトで起こりうる副作用は?
多くは一時的で、効き目が薄れるにつれて目立たなくなるものですが、気づきやすい時期はそれぞれ違います。
| 症状 | 気づきやすい時期 | 主に関わること |
|---|---|---|
| 赤み・内出血 | 当日から数日 | 針を刺した部位の血管 |
| 噛む力の低下、顎のだるさ | 効き始めから数週間 | 咬筋の働きが弱まる |
| 笑顔の左右差 | 効き始めから数週間 | 薬剤が周りの表情筋に及ぶ |
| 部分的な盛り上がり | 効き始めから数週間 | 咬筋の効いていない部分 |
| 頬のこけ・たるみ感 | 繰り返したあと | 咬筋の容積と皮膚・脂肪の状態 |
| 効きにくさ | 繰り返したあと | 量や間隔、抗体 |
以前どこかでエラボトを受けたことがある方は、その日付と、分かれば製剤名と単位数が写った施術記録の写真をLINEで送ってください。
クリニック所在地:2F, 165 Dosan-daero, Gangnam-gu, Seoul (Sinsa Hill Building) · Dermatology 2F / Plastic Surgery 4F
噛む力の低下と笑顔の左右差は、効き始めの数週間に出やすい
エラボトで咬筋の働きが弱まると、硬いものや弾力のあるものを噛み続けたときに、顎がだるく感じることがあります。咬筋を細く見せることと噛む力が落ちることは同じ仕組みの表と裏なので、ある程度は起こりうる変化として知っておくと落ち着いて過ごせます。多くの場合、日常の食事が難しくなるほどではなく、効き目が落ち着くにつれて気にならなくなっていきます。
笑顔の左右差は、薬剤が咬筋の前のほうや浅い層に広がり、口角を横に引く表情筋に及んだときに起こると考えられています。咬筋の前の縁に近い位置ほどこの影響が出やすいため、注入点をどこまで前に置くかは医師の判断が分かれる部分です。左右差も時間とともに戻ることが多いものの、効き目が続くあいだは残ります。
もう一つ、噛みしめたときに咬筋の一部だけがこぶのように盛り上がることがあります。効いている部分と効いていない部分の差で起こるもので、追加の注射で整えることが検討されます。ただ、日本から来ている場合、効き始めを確かめるころにはすでに帰国していることが多いはずです。滞在中に結果を見届けられない前提で、どの変化なら様子を見てよく、どの変化なら相談すべきかを、施術の前に通訳を通して聞いておくと、帰国後に慌てずに済みます。
頬のこけと効きにくさは、繰り返し受けるときの問題
頬のこけと効きにくさは、1回目より、回数を重ねたあとに気になりやすい副作用です。シンフォニーの施術ページでも、一人ひとりの状態を考えずに注射すると、頬のこけや不自然な表情、効きにくくなる耐性などにつながりうると説明しています。
頬のこけは、咬筋が細くなって下顔面の容積が減ることで起こります。もともと頬の脂肪が少ない方や、皮膚のハリが落ちてきた方では、頬がこけたり、たるんで見えたりすることがあります。年齢とともに気になってくる変化なので、回数を重ねる前に、輪郭を細くしたいのか、たるみが気になっているのかを分けて考えるほうがよい場合があります。
効きにくさについては、JMIR Dermatology に掲載された2025年のナラティブレビューが、美容目的のボツリヌストキシンで期待した効果が出ない要因として、中和抗体のほか、注射の技術や量、製剤の扱いなど複数の要因を挙げています。抗体については、短い間隔での追加注射や多い量が関わりうるとされています。
シンフォニーの施術案内では、ボツリヌストキシン注射の間隔の目安を3〜6か月ごととしています。日本と韓国を行き来して別々の施設で受けていると、前回の日付や製剤が分からなくなりがちです。効きにくさを考えるうえでは、どの国で受けたかよりも、間隔と量の記録が途切れることのほうが問題になります。
エラボトを勧めない、または時期をずらしたほうがよいのはどんな場合?
妊娠中・授乳中の方、神経や筋肉の病気がある方、注射する部位に炎症や感染がある方は、エラボトを受けないか、時期を改めるのが一般的です。
エラボト 韓国製かどうかを決める前に、次に当てはまるものがないかを見ておくと、相談の時間を有効に使えます。
- 妊娠中、授乳中、近く妊娠を考えている:使用についてのデータが十分ではありません
- 重症筋無力症などの神経筋疾患がある:飲み込みや呼吸への影響が強く出るおそれがあります
- 注射部位に炎症や化膿したニキビがある:治まってからにします
- エラの張りの主な理由が骨格や脂肪:咬筋を細くしても輪郭が変わりにくいことがあります
- 頬がこけやすい、たるみが主な悩み:エラボトより、引き上げを目的とした施術が合う場合があります
- 前回の注射から間隔が短い:効きにくさの要因を重ねることになります
- 大事な予定が数日後に控えている:効き始めや左右差を確かめる余裕がありません
たるみが中心の方は、ウルセラのような引き上げ施術を選ぶときに確かめたいことも比べてみてください。肌のハリや質感が悩みの中心なら、リジュランのような肌質の施術でクリニックを選ぶ基準が参考になります。施設そのものの選び方は、エラボトのクリニックを順位でなく何で選ぶかにまとめています。
効き方や副作用の出方には個人差があり、受けられるかどうかは来院時の診察で医師が判断します。
帰国後に違和感が出たら何を手がかりにする?
施術を受けた日に、製剤の一般名と製造国、左右の単位数、注射した部位、日付をメモか写真で残しておくと、帰国後に日本の医師へ相談するときの手がかりになります。米国疾病予防管理センター(CDC)も、海外で医療を受ける人に対し、受けた治療の記録の写しを持ち帰り、帰国後のフォローアップを考えておくよう勧めています。
まれですが、FDAの添付文書には、薬剤の作用が注射部位から離れた場所に及び、飲み込みにくさ、話しにくさ、呼吸のしにくさ、まぶたが下がる、物が二重に見えるといった症状が出る可能性について警告があります。こうした症状は注射後数時間から数週間のあいだに現れることがあるとされており、帰国後に気づいた場合は、迷わず日本の医療機関を受診してください。
一方、噛むときのだるさや軽い左右差は、効き目が落ち着くまで様子を見ることが多い変化です。気になるときは、正面と噛みしめたときの顔を同じ明るさで撮っておくと、日本の医師に相談するときにも、次に韓国で受けるときにも経過を説明しやすくなります。

シンフォニー皮膚科は新沙駅(3号線)8番出口から徒歩約10分で、診療は平日10時から19時、土曜10時から17時、日曜と韓国の祝日は休診です。医師は4名で、そのうちイ・ジェヒョン院長は日本の医師免許を持っています(医師紹介)。
エラボトを受けるか迷っている方は、前回の施術記録の写真(日付・製剤名・単位数が分かるもの)と、渡韓を考えている日程をLINEで送ってください。
患者さまからよくいただく質問
韓国製のボツリヌストキシンと、日本で使われている製剤は何が違いますか?
製造会社や製法、含まれるたんぱく質の構成が製剤ごとに異なり、単位はほかの製剤と換算できないとされています。韓国で医療用に使われる製剤は、韓国の食品医薬品安全処の承認を受けた医薬品です。日本で受けたときと比べたい場合は、製剤の一般名と単位数をセットで記録しておくと比べやすくなります。
「韓国製は危険」という話は、どこから出てくるのですか?
承認を受けていない製剤や出どころの分からない製剤の問題と、承認された製剤の話が混ざっていることがあります。どの国の製剤でも、施術を受ける施設で製剤の一般名を確認し、記録に残しておくことが確かめる第一歩です。副作用の起こり方は、製剤の国より注射の位置・量・間隔との関係が深いと考えられています。
エラボトは何か月ごとに受けるものですか?
シンフォニーの施術案内では、ボツリヌストキシン注射の間隔の目安を3〜6か月ごととしています。短い間隔で追加を重ねることは、効きにくさの要因の一つとして挙げられています。前回の日付が分かるようにしておくと、次の時期を相談しやすくなります。
施術にはどのくらい時間がかかり、その日のうちに出歩けますか?
施術案内では施術時間は約20分、回復は当日とされています。受付から施術室までは日本語の通訳が同行します。注射した部位に赤みや内出血が出ることがあるため、当日はその部位を強くもまないようにします。
日本でエラボトを受けたばかりでも、韓国で追加できますか?
前回からの間隔が短い場合は、効きにくさの要因を考えると、追加を急がないほうがよいことがあります。前回の日付、製剤の一般名、単位数を持参すると、来院時の相談で判断の材料になります。
参考資料
- Prescribing information: prabotulinumtoxinA-xvfs for injection (boxed warning: distant spread of toxin effect)
- Exploring Nonresponse to Botulinum Toxin in Aesthetics: Narrative Review of Key Trigger Factors and Effective Management Strategies
- Medical Tourism
施術の情報:シンフォニー皮膚科の施術情報(2026.10.16 確認)。
このページはシンフォニー皮膚科による一般的な情報で、診断ではありません。結果・リスク・回復には個人差があります。施術は医師による対面の診察のうえで決まります。 院内と施術の写真はシンフォニー皮膚科で撮影したものです。
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