Collaum (PLLA)
真皮にPLLA微小球を置き、自分のコラーゲンが育つのを待つ
コラウムはPLLAの微小球製剤で、真皮層に直接注入します。残るものを足す施術ではありません。粒子は6〜8か月かけて吸収され、あとに残るのはご自身の皮膚がつくったコラーゲンです。当院で扱うコラーゲンブースターの中で、最も待つ時間が必要で、最も長く続く性質を持つ施術です。
※ 最終的な計画と費用は、ご来院時の診察のうえ医師が確定します。効果や回復期間には個人差があります。

PLLAが皮膚の中ですること
PLLAはFDAとCEの承認を受けた、生体適合性のある生分解性物質です。コラウムではこれを微小球の形にし、希釈したうえで一箇所に置くのではなく真皮層に均一に分布させます。粒子そのものが結果なのではなく、粒子は「きっかけ」です。
施術から3〜4週ほどで、皮膚が粒子に対して異物反応を起こし、その制御された反応が多量のコラーゲンを生成します。粒子はその後吸収され、徐々に分解されていきます。合成物は残らず、残るのはご自身の組織です。溶解が速く施術時間が短く済むこと、微小球という形状によって肉芽腫・結節・凝集を最小限に抑える設計であることも、この製剤の特徴です。
効果が積み上がる順序
- 01落ちている場所を見きわめる加齢による、しわとボリュームの減少を部位ごとに確認します。注入はそのあとです。
- 02希釈したPLLA微小球を入れる真皮層に一定に注入します。技術的な要点は均一さで、分布のむらがそのまま仕上がりのむらになります。
- 03コラーゲンが生成される3〜4週目に、粒子に対する異物反応(foreign body reaction)によって多量のコラーゲンが生成されます。
- 04粒子は去り、コラーゲンが残る6〜8か月をかけてPLLA微小球は体内に吸収され徐々に分解し、生成されたコラーゲンは12〜18か月維持されます。
いつ、どう変わるか
反応には個人差があります。待つ期間を「効かなかった」と感じずに済むよう、カウンセリングでこの経過をお伝えしています。
ヒアルロン酸フィラーと、コラウム
フィラーを希望して来院され、結果として別の選択肢を検討される方が少なくありません。決める前に違いを知っておく価値があります。
| 一般的なヒアルロン酸フィラー | コラウム(PLLA) | |
|---|---|---|
| 変化をつくるもの | ジェル自体が水分を抱えて置いた場所を満たす | 粒子への反応としてご自身の皮膚がつくるコラーゲン |
| 時期 | 注入した当日からボリュームがある | 3〜4週目からコラーゲンが生成される |
| 入れ方 | 特定の輪郭を形づくる | 真皮層に均一に分布させる |
| あとに残るもの | 体に分解されるまでジェルが残る | 粒子は6〜8か月で吸収。コラーゲンは12〜18か月維持 |
| 向いている方 | いま補いたい明確な輪郭がある | 皮膚が薄くなってきた、大がかりなフィラーには抵抗がある |
基本情報
悩みの深さで選ぶ2種類
数字は同じものの強弱ではありません。狙っている問題が別です。
コラウムをお勧めする場面
ブースターを選ぶとは、層と時間軸を選ぶことです。PLLAに向かうのは次のような読みのときです。
よくいただくご質問
当日に見た目の変化はありますか?
意味のあるボリュームは出ません。それが設計です。コラウムが入れるのは充填材ではなくきっかけで、コラーゲンは3〜4週目から生成されます。特定の日程に合わせたい場合は、逆算して計画できますのでカウンセリングでお伝えください。
ジュベルックとの違いは?
どちらもご自身のコラーゲンを促す施術です。コラウムは真皮層に入れるPLLAの微小球製剤、ジュベルックはPDLLAとヒアルロン酸の組み合わせで深さ別に4つの粒子径があります。どちらをご提案するかは、対象となる層とこれまでの反応によります。
顔の中に何か残りますか?
PLLA微小球は6〜8か月かけて吸収され、徐々に分解されます。そのあとに残るのは、ご自身の皮膚がつくったコラーゲンです。
しこりが心配です。
微小球という形状は、肉芽腫・結節・凝集を最小限に抑えるよう設計されています。加えて真皮層への均一な分布は術者の責任です。製品選び以上に、入れ方に時間をかけるのはこのためです。
当日に飛行機で帰れますか?
はい。当日から日常生活に戻れます。移動中に扱うガーゼ等もありません。
※ 上記の期間は製品情報に基づく一般的な経過であり、結果を保証するものではありません。効果・感じ方・回復には個人差があります。コラウムが適しているか、どの製剤を何回で組むかは、カウンセリングで医師が確定します。
機器の電源を入れる前に見ていること
