コラーゲン・ボリューム

Collaum (PLLA)

真皮にPLLA微小球を置き、自分のコラーゲンが育つのを待つ

コラウムはPLLAの微小球製剤で、真皮層に直接注入します。残るものを足す施術ではありません。粒子は6〜8か月かけて吸収され、あとに残るのはご自身の皮膚がつくったコラーゲンです。当院で扱うコラーゲンブースターの中で、最も待つ時間が必要で、最も長く続く性質を持つ施術です。

施術時間10〜20分
麻酔塗る麻酔/ご希望により鎮静麻酔
ダウンタイム当日復帰
施術間隔3〜4週間ごと

※ 最終的な計画と費用は、ご来院時の診察のうえ医師が確定します。効果や回復期間には個人差があります。

Collaum (PLLA)

PLLAが皮膚の中ですること

PLLAはFDAとCEの承認を受けた、生体適合性のある生分解性物質です。コラウムではこれを微小球の形にし、希釈したうえで一箇所に置くのではなく真皮層に均一に分布させます。粒子そのものが結果なのではなく、粒子は「きっかけ」です。

施術から3〜4週ほどで、皮膚が粒子に対して異物反応を起こし、その制御された反応が多量のコラーゲンを生成します。粒子はその後吸収され、徐々に分解されていきます。合成物は残らず、残るのはご自身の組織です。溶解が速く施術時間が短く済むこと、微小球という形状によって肉芽腫・結節・凝集を最小限に抑える設計であることも、この製剤の特徴です。

効果が積み上がる順序

  1. 01落ちている場所を見きわめる加齢による、しわとボリュームの減少を部位ごとに確認します。注入はそのあとです。
  2. 02希釈したPLLA微小球を入れる真皮層に一定に注入します。技術的な要点は均一さで、分布のむらがそのまま仕上がりのむらになります。
  3. 03コラーゲンが生成される3〜4週目に、粒子に対する異物反応(foreign body reaction)によって多量のコラーゲンが生成されます。
  4. 04粒子は去り、コラーゲンが残る6〜8か月をかけてPLLA微小球は体内に吸収され徐々に分解し、生成されたコラーゲンは12〜18か月維持されます。

いつ、どう変わるか

反応には個人差があります。待つ期間を「効かなかった」と感じずに済むよう、カウンセリングでこの経過をお伝えしています。

当日
日常生活に戻れます。見た目のボリュームは出ません。入れたのは充填材ではなく、きっかけだからです。
3〜4週
異物反応により多量のコラーゲンが生成されます。コースを組む場合の次回間隔でもあります。
6〜8か月
PLLA微小球が吸収され、徐々に分解されます。
12〜18か月
生成されたコラーゲンが維持される期間です。追加の施術は、置き換えではなく上に積むために組みます。

ヒアルロン酸フィラーと、コラウム

フィラーを希望して来院され、結果として別の選択肢を検討される方が少なくありません。決める前に違いを知っておく価値があります。

一般的なヒアルロン酸フィラーコラウム(PLLA)
変化をつくるものジェル自体が水分を抱えて置いた場所を満たす粒子への反応としてご自身の皮膚がつくるコラーゲン
時期注入した当日からボリュームがある3〜4週目からコラーゲンが生成される
入れ方特定の輪郭を形づくる真皮層に均一に分布させる
あとに残るもの体に分解されるまでジェルが残る粒子は6〜8か月で吸収。コラーゲンは12〜18か月維持
向いている方いま補いたい明確な輪郭がある皮膚が薄くなってきた、大がかりなフィラーには抵抗がある

基本情報

成分PLLA微小球
作用する深さ真皮層に均一に分布
認証KFDA認証
医療機器分類医療機器4等級
素材の承認PLLAはFDA・CE承認の生体適合性のある生分解物質
分類コラーゲン生成促進注射

悩みの深さで選ぶ2種類

数字は同じものの強弱ではありません。狙っている問題が別です。

COLLAUM™ 120 — コラーゲンスキンブースター
肌のキメ、トーン、小じわ、毛穴、瘢痕に向けた設計。皮膚が薄く弾力が落ちてきた方、形よりも肌質が主訴の方に適しています。
COLLAUM™ 240 — コラーゲンボリュームブースター
ボリューム、深いしわ、リフティング、タイトニングに向けた設計。深いしわやニキビの陥凹瘢痕、また大がかりなフィラーには抵抗があるが自然なボリュームは欲しいという方に適しています。
反復は設計の一部
周期的な反復施術でつくられた自家コラーゲンは、1回では届かない持続を目指すものです。回数はカウンセリングで決めるもので、事前のパッケージ販売ではありません。
2種類を併用することも多い
同じ顔で、頬のキメには120、深いしわには240、という組み方をします。どの部位にどちらを使うかは価格表ではなく皮膚を見て決めます。

コラウムをお勧めする場面

ブースターを選ぶとは、層と時間軸を選ぶことです。PLLAに向かうのは次のような読みのときです。

時間がとれるとき
コラーゲンは3〜4週目から生成され、12〜18か月維持されます。来週の予定に合わせたいという場合、この施術は適していません。その旨をお伝えします。
異物を入れたままにしたくないとき
顔の中にジェルが残ることに抵抗のある方は、入れた素材が去り、自分のコラーゲンだけが残る方法を選ばれることが多くあります。
薄くなっているのが真皮のとき
コラウムが働くのは真皮層です。落ちているのがより深い支持であれば、別の深さ——多くの場合は別の製剤——のほうが適切です。
長い計画の1行として使うとき
ブースターは他の深さに働く施術と組み合わせることが多い施術です。どの層が変化したかを読み、どの順で手を入れるか。そこが結果を決めます。

よくいただくご質問

当日に見た目の変化はありますか?

意味のあるボリュームは出ません。それが設計です。コラウムが入れるのは充填材ではなくきっかけで、コラーゲンは3〜4週目から生成されます。特定の日程に合わせたい場合は、逆算して計画できますのでカウンセリングでお伝えください。

ジュベルックとの違いは?

どちらもご自身のコラーゲンを促す施術です。コラウムは真皮層に入れるPLLAの微小球製剤、ジュベルックはPDLLAとヒアルロン酸の組み合わせで深さ別に4つの粒子径があります。どちらをご提案するかは、対象となる層とこれまでの反応によります。

顔の中に何か残りますか?

PLLA微小球は6〜8か月かけて吸収され、徐々に分解されます。そのあとに残るのは、ご自身の皮膚がつくったコラーゲンです。

しこりが心配です。

微小球という形状は、肉芽腫・結節・凝集を最小限に抑えるよう設計されています。加えて真皮層への均一な分布は術者の責任です。製品選び以上に、入れ方に時間をかけるのはこのためです。

当日に飛行機で帰れますか?

はい。当日から日常生活に戻れます。移動中に扱うガーゼ等もありません。

機器の電源を入れる前に見ていること

01
まず肌を分析します
肌質・厚み・状態を先に確認し、そのうえで出力やチップを決めます。既定の手順ではなく、目の前の肌に合わせます。
02
医師が設計し、医師が施術します
カウンセリングした医師がそのまま計画を立て、施術を行います。相談後に引き継ぐことはありません。
03
単一機器ではなく層で考えます
深さと症状ごとに組み合わせ、間隔は回復に合わせて設計します。
04
ケアは続きます
施術前のコンディショニング、直後の鎮静、回復期のホームケアまで。反応を見て次回の強度を調整します。

ここまでお読みいただいた方へ。お写真1枚から始められます。

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